野沢の四季
春の野沢温泉を彩るのが菜の花。4月下旬から、見事な明るい黄色の花を咲かせます。おひたしや煮びたしの料理も楽しみです。また、野沢温泉は、桜と菜の花が一緒に咲いている年があります。山々の残雪と新緑、桜の花、菜の花、美しい自然の景色は素晴らしいの一言です。 6月にはヤマツツジが満開となり、つつじ祭りが開催され、人々の目を楽しませます。 春は、山の幸、山菜が旬の季節。根曲がり竹のたけのこ汁は、さば缶を入れるのが北信州の主流。わらび、こごみ、山うど、こしあぶら等々、まさに、山の恵みです。
雪解けと共に少しずつ花が咲き始めます。ユキツバキ、アズマイチゲ、タムシバ、ショウジョウバカマ、カタクリ、ミズバショウなど、種類豊富な花たちが、一斉に咲き始めます。
野沢温泉の朝の風物詩として開催されております『野沢温泉朝市』には、野沢菜漬やあけび細工など地元特産品のほか、季節により変わる採りたて野菜や山菜・きのこなど多数取り揃えて皆様のお越しをお待ちしております。
野沢温泉の周囲は、奥山から照葉樹林が広がっています。林立する巨木が幽玄な風景を形づくり、この森林に降った雨や雪が、長い間に浸透して地熱に温められ温泉となって湧出してきます。 毛無山(標高1,650m)一帯の森林浴や散策のできるコースが多数ある上ノ平高原は、ブナの原生林やシラカバの中、気持ちのいいウォーキングが楽しめます。キャンプ場やバーベキュー、マレットゴルフ場などもあるので、家族や友人とぜひお越し下さい。ペンション佐藤の近く、柄沢ゲレンデのマレットゴルフ場も人気です。
毎年9月8日~9日に開催される湯沢神社の祭礼。出発前に神の降臨の先導者として赤い天狗の面をつけ、白装束に赤い羽織を着た猿田彦のシメ切りが行われた後、湯沢神社までのお練りが始まります。制札灯篭を先頭に御幣灯篭・花灯篭・鈴灯篭・奴灯篭・三十六歌仙灯篭などが火を灯して長々と列をつくり進んでいきます。また道中は、要所・要所で猿田彦命のシメ切りの舞や子どもが扮した三十六歌仙の舞、獅子舞などが行われます。時折、奴灯篭をもった子どもが、獅子舞の合間に灯篭のたたき合いをするのもみものです。 灯ろう祭りが終わると肌寒さを感じる季節。山々が赤や黄色に色づき見事な紅葉が楽しめます。志賀高原から野沢温泉の山々を通る「奥志賀スーパー林道」は、秋の紅葉の隠れ名所と言ってよいでしょう。
晩秋の北信州の風物詩とも言われる「お菜洗い」。温泉で洗うことで、おいしい野沢菜になるといわれています。ペンション佐藤の野沢菜漬は、柄沢ゲレンデの畑で原種の種から自家栽培、家族で収穫、洗い、漬込みを行います。本当の自家製野沢菜漬、添加物は最小限、伝統的な味付けです。丹精込めて漬込んだ自家製野沢菜漬は、12月初めから3月下旬まで。もちろん、漬物樽が空になってしまえば終了です。 実は、初秋(9月頃)に野沢菜を間引いて麻釜で茹でた「間引き菜のおひたし」は、知る人ぞ知る旬の美味しさ。鯛のお刺身より美味しいとか?!
野沢温泉スキー場は、ゲレンデ、施設、積雪のどれをとっても、日本でトップレベルのスキー場です。最高の雪景色のなか、ウィンタースポーツを思う存分楽しめます。オリンピックやワールドカップ、数々の国際大会、国内大会の開催地に選ばれています。スノーシーズンは、12月初旬から5月のゴールデンウィークまで。外国のお客様からも注目される「天然雪100%」のスノーリゾート。上級者はもちろん初心者やファミリーにも、十分お楽しみいただけます。
野沢温泉の「道祖神火祭り」(国の重要無形文化財に指定)は、日本三大火祭りの一つに挙げられ、毎年、1月15日に行われる勇壮な祭りです。
42歳と25歳の厄年が中心になり建てられた社殿をめぐり、松明を持った村民と厄年の男性による攻防は、火の粉が飛び散り迫力満点。
クライマックスには、子供の健やかな成長を願った初灯籠が、燃え盛る社殿に奉納され燃え上がります。
最後の見せ場は、大きな火柱と共に社殿が崩れ落ちるところ。最高の盛り上がりを迎えます。